名古屋コーチンのかしわのひきずり (とりすき)
揃った時の定番ご馳走メニュー
濃厚な旨味が広がる名古屋コーチンのひきずり鍋は、贅沢な味わいを楽しむための至福の一品です。名古屋コーチンは、独自の飼育方法と厳選された餌により、肉質が柔らかく、コクのある風味が特徴です。ひきずり鍋は、その上質な鶏肉を鍋で一気に楽しむ料理であり、地元の風物詩となっています。
この鍋は、豊かな出汁と名古屋コーチンの風味が融合したベースで、新鮮な季節野菜やきのこなどの具材とともに煮込まれます。箸でひきずるように食べることから名付けられたひきずり鍋は、一口ずつ丁寧に味わいながら、至福のひと時を過ごすことができる逸品です。
名古屋コーチンのひきずり鍋は、寒い季節にぴったりの温かい料理として親しまれています。家族や友人たちと一緒に囲む食卓で、贅沢な味わいと温かい空気に包まれながら、心地よいひとときをお楽しみください。
材料(4人分)
名古屋コーチン (もも肉・むね肉) | 400g |
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ねぎ | 4本 |
焼豆腐 | 1丁 |
生麩 | 1/2丁 |
糸こんにゃく | 200g |
生椎茸 | 4枚 |
白菜 | 200g |
春菊 | 1把 |
にんじん | 少々 |
卵 | 4個 |
【A】
砂糖 | 適宜 |
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しょうゆ | 適宜 |
酒 | 適宜 |
湯 | 適宜 |
【B】割り下
しょうゆ | 2 |
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みりん | 1 |
酒 | 1 |
スープ (水) | 6 |
作り方
- コーチンは薄くそぎ切りにします。
- ねぎは斜め切り、焼豆腐は八つ切り、生麩は八枚にそぎ切りにします。
生椎茸は切込みを入れ白菜はざく切り、春菊は葉をちぎっておきます。
にんじんは花切りにします。 - 糸こんにゃくと生麩はさっと茹でておきます。
- 1~3を大皿に盛り込みます。
煮方A (標準)
すき焼鍋を火にかけて弱火で十分鍋を焼いてからコーチンの脂肪を入れ、コーチンとねぎを炒め、まず砂糖を入れ、しょうゆ、酒をかけて味をつけ、湯を回りから少し入れて手早く焼き、溶き卵を入れた小鉢にとって食べます。
先に入れたものを食べてから残りのコーチンと具を適宜に足し、砂糖、しょうゆ、酒、湯をおぎないながら煮ていきます。
煮方B (割り下で煮る)
しょうゆ2、酒1、みりん1、スープ (水)6の割合で調味料を合わせて一煮えさせ割り下を作ります。
コーチンを炒めたあと割り下を少量鍋底をおおう程度に入れて味をつけ、他の材料も適宜入れます。
煮汁がなくなったら割り下を加えます。
ポイント
材料の目安は一人400g位用意します。
コーチンは煮すぎないようにします。
かしわのひきずりは牛肉のすき焼と同じ、かしわ=鶏肉、ひきずり=すき焼。
鍋から取って食べる動作が材料をひきずって小鉢に持ってくるようなところから「ひきずり」といわれています。
煮詰まったら、追加スープ又は水を加え、最後にうどんやご飯を入れていただきます。
光城料理研究会:加藤 菊枝
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